ブロックチェーン・AI・システム開発の株式会社INDETAIL

北海道札幌市にてINDETAIL・ファーストブレス・モロオの3社共同で ブロックチェーンを活用した医薬品売買システムのPoCフェーズ2を開始

実サービス化に向けて調剤薬局の実店舗と物流を含めた実証実験へ

2018.01.30

株式会社INDETAIL(以下 INDETAIL)」は、「株式会社ファーストブレス(以下 ファーストブレス)」「株式会社モロオ(以下 モロオ)」との3社協同で「ブロックチェーンを活用した医薬品のデッドストック販売プラットフォーム」をテーマとしたPoCのフェーズ2を開始します。2019年中の事業化を目指して実サービス化に向けた課題検証を行います。

ブロックチェーン 医薬品のデッドストック解消サービス PoC フェーズ2 3社連携図

■本PoCの目的

本PoCは、調剤薬局が抱えるデッドストック医薬品を、安全に店舗間で直接売買することを可能とするサービスを想定したもので、実サービス化した際には、調剤薬局の経営を圧迫するひとつの要因となっている医薬品の廃棄ロスを抑制すると共に、偽薬等の不正な医薬品の流通防止などの効果を期待できます。

INDETAILが事務局を務める『ブロックチェーン北海道イノベーションプログラム(以下 BHIP)(※1)』が主体となり2017年9月末までに行ったPoCフェーズ1では、薬局間の売買システムをブロックチェーンで構築し、システムの性能検証を完了しました。仮想環境での仮定を実証できたことでブロックチェーン技術を適用することの有用性を確認できたため、次にフェーズ2として、調剤薬局の実店舗と売買された薬を実際に配送する物流面も含めた検証を行うこととなりました。

(※1)BHIP=ブロックチェーン技術者の育成と啓発活動を通じて、北海道のIT産業振興を目指している任意団体。事務局:INDETAIL・株式会社北海道銀行、パートナー:北海道や札幌市、その他団体や企業が参画

ブロックチェーン 医薬品のデッドストック販売プラットフォーム構想

ブロックチェーン 医薬品のデッドストック解消サービス PoC フェーズ2 今回の検証範囲

■フェーズ2のポイント

フェーズ2では、北海道札幌市の医薬品卸事業者のモロオがPoCに参画し、同社のグループ企業である「クリオネ」の一部店舗と、モロオが持つ実際の医薬品卸物流網を使用する予定です(店舗での実験は2018年夏頃予定)。また、医薬品と調剤薬局業界を取り巻くガイドラインや法規制にも配慮したサービスとするため、モロオの持つ医療業界の知見を生かしてさまざまな課題を検証して参ります。

■PoC実施の背景:現在の調剤薬局が抱える課題

全国の調剤薬局数は2015年末時点で58,000店舗(※2)。国内人口の高齢化による影響で市場は拡大しており、その数は全国のコンビニエンスストア店舗数(約54,000店舗)よりも多い状況です。しかし、医療費削減の流れから、2018年4月には薬価ベースでマイナス約7.1%となる診療報酬改定が予定されており、薬価差益の縮小で利益率は恒常的に下落、調剤薬局の経営は厳しさを増す見込みです。

また後発品(ジェネリック)の普及により常備する在庫品が増加するとともに、近年は抗がん剤等の高額医薬品の取り扱いも増加しているため、デッドストック医薬品が発生した場合の在庫圧迫と廃棄ロス等により、これまで以上に効率的な薬局経営が必要となっています。

そのような背景の中、2016年12月に経済産業省からの発表で、薬局間の医療用医薬品の売買に係る、医薬品医療機器法の適用範囲がより明確となりました(※3)。このことにより、これまで仲介業者が支援してきたデッドストック解消サービスが医薬品医療機器法の適用外となり、改めてコスト削減のために慣例的に行われてきたデッドストック医薬品の譲受・譲渡サービスの拡大が、新市場として期待されています。

一方で、すでに信頼関係のある調剤薬局間「以外の事業者間で」取引を行う際の信頼性を、どのように担保するかという点が課題となっております。現在の買取サービスやオークション形式の取引では「手数料の高さ」や「取引先・システムに対する不安」「流通商品が真性品であるかどうか」など、ユーザーはさまざまな不安や不満を抱えており、「手頃な料金で安心/安定した取引を行いたい」というニーズが存在します。

また、調剤薬局市場は寡占化が進んでおらず、売上上位10社の占める市場シェアはわずか15%。系列店舗を多く抱える大手企業では、店舗間の在庫移動などでデッドストックの解消を図ることが可能ですが、残り85%にあたる約49,300店舗の多くは個人経営薬局と言われており、見ず知らずの事業者間でのデッドストック医薬品の取引に不安を感じている可能性が高いと考えています。

本プラットフォームは、ブロックチェーンを活用することでそのような不安を解消し、ニーズにお応えする取引サービスを提供できるのではないかと考え、企画を行いました。

(※2)厚生労働省 平成27年度衛生行政報告例より

(※3)経済産業省 2016年12月14日
薬局間における在庫流通システムの提供サービスの実施に係る医薬品医療機器法の取り扱いが明確になりました~産業競争力強化法の「グレーゾーン解消制度」の活用~
http://www.meti.go.jp/press/2016/12/20161214003/20161214003.pdf

■PoC フェーズ1の検証結果

以下のページでご紹介しております

<BlockChain Online>
ブロックチェーンを活用した医薬品のデッドストック販売プラットフォーム PoC [Phase1] のご報告
https://blockchain-jp.com/trends/1099

■今後の展望

2018年秋にフェーズ2の検証を終え、2019年での事業化を目指して企画・開発・サービス設計を進めてまいります。

会社概要

株式会社INDETAIL 会社概要

本社所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西9丁目3番地33 キタコーセンタービルディング2階
代   表:代表取締役 坪井 大輔
設   立:2009年1月
事業内容 :ニアショア総合サービス事業
  ・ビジネスソリューション事業<Blockchain / AI・戦略立案・開発>
  ・ゲームサービス事業<ソーシャルゲーム運営・データ分析>
会社HP  :https://www.indetail.co.jp/
Blockchain関連情報オンラインメディア:BlockChain Online https://blockchain-jp.com/

株式会社ファーストブレス 会社概要

本社所在地:〒060-0809 北海道札幌市北区北9条西2丁目4番1号ホワイトキューブ札幌2F
代   表:代表取締役 小野寺 薫
設   立:2002年10月
事業内容 :・情報システムサービスのコンサルティング
      ・コンピュータソフトウェアの開発/販売
      ・情報システムサービスの運営管理及び保守サービスの提供
会社HP :https://www.firstbreath.co.jp

株式会社モロオ 会社概要

本社所在地:〒062-8525 札幌市中央区北3条西15丁目1番地の50
代   表:代表取締役会長 師尾 純一、代表取締役社長 師尾 仁
設   立:1917年
事業内容 :医薬品、検査試薬、健康食品、OA機器の卸売販売
会社HP  :http://www.moroo.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社INDETAIL 社長室
TEL:011-206-9235
E-mail:info@indetail.co.jp