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Startup Weekend Sapporoで優勝するには何が必要か考えました。

2015.06.24
shimada_schn
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私、INDETAILの新規事業「Growth Cloud」を担当しております、嶋田と申します。

先週末3日間に渡って開催されたStartup Weekend Sapporoに、個人として参加してきました。

まず初めに、このイベントは優勝することを目的として参加すべきではないということだけは先にお伝えさせてください。理由は後ほど書きます。

とは言っても、どうせ参加するなら全力で優勝を目指したいと思いますので、私のチームが優勝することができた結果から、勝因は何だったのか、振り返って考えてみたいと思います。

Startup Weekendとは

Startup Weekendは、世界数百都市で開催されている「起業」を体験するイベントです。金曜日の夜から日曜までの3日間、計54時間をかけてアイディアを事業化するところまで仕上げます。日曜の夕方に最終プレゼンをして、実践と検証に基づいてビジネスモデルが構築されているかが審査されます。

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このイベントは、企業の価値を高めるためでもなく、起業させる事が目的でもなく、「起業するための人を育てる」場なのだとファシリテーターは最初に教えてくれます。なので、「優勝することを目的にしないでください」と何度も言われます。

実際にどんなことをやるのかは詳細なレポートをご参照ください。

さて、どんなイベントなのか概要をご紹介させていただいたので、ここからは私個人の参加レポートです。私個人の感想ですので、あくまで1つの例として参考にしていただければ幸いです。

 大事な参加資格

まず、このイベントに関して公式アナウンスに反する大事なことを1つだけお伝えしたいです。

公式には「特別な参加資格は何も必要ありません」と書いてありますが、そうではありません。「意欲」と「自分から動き出せる行動力」これが必須の参加資格だと思います。

例えば、本当にデザインが出来る必要はありませんが、デザインを探したりユーザーテストをするために動き出せる意欲と行動力は必要です。現に私のチームでも1日目にして帰宅された方がいました。私がチームにガンガン意見をぶつける前に帰宅されたので、きっと意欲が低かったのだと思います。全力で取り組んだ方が絶対に得るものも大きいので、意欲のある方、是非参加することをお勧めします。

では、何が優勝に結びついたのか、私が考える勝因を振り返ります。

 

事前調査

このイベントで実際に何の作業をするのか、未経験の人でイメージがわく人は少ないと思います。私も何をするのか全くイメージ出来なかったので、詳細な参加レポートを何本も読み、最低限必要な作業を書き出してから参加しました。

この調査のおかげで、イベントの流れやスライドでファシリテーターが説明することは全て知っていたので、頭の回転が悪い私でも限られた時間の中で必要な判断ができたと思います。

初日は、「誰とチームになるか決める」という一番大事なことをするのですが、5分や10分という限られた時間の中でどんどん進行します。説明を聞いてぼやぼやしてるとあっという間に時間が過ぎていってしまうので、たった数分間の中で何を優先して決断するかしっかり考えるためにも、事前に入手できる情報はたくさん仕入れてから参加することをお勧めします。

後は、事前に必要な作業を書き出していたおかげで実作業に入るときに必要な作業をすぐにチーム全員で分担して取りかかることができました。「何をやる?」から入ると時間が足りなくなるので事前調査はとても重要です。

 

自分のアイディアに固執しない

初日アイディアを持った人が1分間のピッチをします。投票で生き残ったアイディアが晴れて事業化する題材になります。

私個人としては、最大の勝因はここだと思っています。

持論ですが、ピッチはメモをとってはいけません。メモを取らないと覚えてないピッチは選択肢から落とした方が決断が早まるからです。代わりに集中してピッチを聞く事が大事だと思います。

と言う、私自身もピッチをしまして、投票に生き残ったのですが、とても優れたアイディアがあったので私は自分のアイディアを一瞬で捨てました。アイディアは1つの手段に過ぎず、私は「やりたい事の本質が同じならば手段にこだわる必要はない」という考えだからです。自分がアイディアに至った本質的な欲求だけを明確に持っていれば、それを表現するもっと優れた手段に出会えばそれをやればいいという考えです。

自分にはない優れたアイディアに出会える事もこのイベントの魅力のひとつなのではないでしょうか。

後は今振り返ると、アイディアだけでなく「誰とチームになるか」という点で見極めるのもひとつ重要かもしれません。

 

ブレない軸

これは過去に優勝したチームの多くの方がレポートで言っていたことなのですが、私たちのチームも一度も軸がブレなかったと思います。

私たちのチームの事業は「親孝行をする人の思いを伝えるためのお手伝いをするサービス」でした。「親孝行」という軸にチーム全員が共感していたことと、アイディアの発案者が明確なユーザーストーリーを持っていたことで、ブレストでPivotを繰り返すことなく実現に向けて一直線に考えをまとめることができたと思います。

 

腹を割って話し合う

2日目の夜、私は本気で脱落しようとしました。

私とハッカー以外のメンバーは普段の業務での経験や参加経験がなかったので作業のイメージが湧かないのは当然なのですが、指示待ちになっているように感じたからです。それでは意味が無いと思い、脱落を考えたのですが、正直にメンバーに思いをぶつけてみました。すると、重い空気になりながらも他メンバー4人がしっかり向き合ってくれて、それぞれ考えを言ってくれました。ハッカーが絶妙に話をまとめてくれたのもとても大きいです。みんなで何を目指すのか改めて話し合い、そして「優勝にこだわらずにひとつの形にしよう」という結論に達しました。

そこから、不思議なことにその後のブレストから良いアイディアが生まれるのです。作業も進みました。本当に不思議なもので、これがチームビルディングなのでしょうかと、色々な反省が巡りました。

 

検証する

54時間で出来ることは限られていますが、出来ることを最大限する事がとても大事だったと思います。私たちのチームの検証は、数値の根拠を調べることはもちろん、街に出てアンケートをとったり、実際にテレビ局にコンテンツを売り込んでニーズを検証することを実践しました。検証した根拠があると次の仮説に繋げられます。そういった小さな体験の積み重ねがとても重要だと改めて体感することができました。たった3日間のうちにそう感じることが出来る事が、このイベントの素晴らしいところだと思います。

 

Startup Weekend 必勝法まとめ

  • ・事前調査
  • ・自分のアイディアに固執しない
  • ・ブレない軸
  • ・腹を割って話し合う
  • ・検証する

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まとめ

私は最初このイベントに「すごい人」と出会うことを期待していました。しかし、それは全くの間違えた発想で(確かにすごい人は多くいたのですが)見知らぬ人とチームになり、協力してひとつの形にする、これ自体がとても価値のあるものなのだと体感しました。

率直な意見を直球でぶつける私を真摯に受け止め、向き合って協力してくれたチームメンバーに、とても感謝しています。

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ひとりでは仕事はできないということを常に忘れず、日々感謝の気持ちで業務に取り組んでいこうと思った週末でした。

最後に

このイベントの開催に向けてサポートしてくださった多くの方々に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

shimada_schn

元エンジニアの事業推進室長 新規事業立ち上げを担い、今は社内のフロー整備や企画提案業務を行っています。 座右の銘は ”努力しても成功するとは限らないが成功している人は必ず努力している”

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