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  • 2018.12.10
  • 技術ブログ

iOS12の「ショートカット」アプリで、なんちゃってプログラミングしてみた

※本記事は、INDETAIL Advent Calendar 2018の一環として投稿しています。

iPhoneをご利用のみなさん、iOS12から「ショートカット」というアプリが利用できるようになったのをご存知でしょうか。この「ショートカット」を利用すると、アプリをまたいだ複数の操作を一元化して実行できます。

たとえば、

  • 「今から帰る」と家族にSMSを送信し、現在地から自宅へのルート検索を表示する
  • 今聞いている曲の曲名を取得し、ツイッターに投稿する

なんてことが、わずかワンタップで実行できるようになるのです。
人によっては、iOS12で最も革命的なのはこの「ショートカット」だ、という人もいるほど。
今日はその「ショートカット」を使って、iPhoneでできる「なんちゃってプログラミング」をご紹介します。

<目次>

「ショートカット」アプリをダウンロードしてみよう

まずは、「ショートカット」の画面を開いてみましょう。インストールがまだの方はこちらからダウンロードください。

2つのタブ「ライブラリ」と「ギャラリー」

アプリを起動すると、2つのタブがあるのがわかります。

ライブラリ

ライブラリには、自分で「ショートカット」を作成した「ショートカット」や、ギャラリーから取得した「ショートカット」が並びます。初期時は1つもありません。
複製したり、削除したり、「ショートカット」ごとに色分けすることも可能です。

ギャラリー

あらかじめ用意されている「ショートカット」のギャラリーです。気に入ったものを自分の「ライブラリ」に取り込むことができます。

「ギャラリー」を覗けば、「ショートカット」でできることが掴めてくる


手始めに、ギャラリーを覗いてみましょう。
ここには、「ショートカット」でできることが、カテゴリ別にたくさん並んでいます。
たとえば、「ミュージック・タイマー」や「位置情報を共有」や「最新の写真をアップロード」など。
特に「最新の写真をアップロード」なんかは、この「ショートカット」アプリを理解するのにもってこいです。

その中身はというと、

  1. 最新の写真をカメラロールから取得し、
  2. Dropboxにアップロードし、
  3. そのリンクをコピーする

という3つの動作をわずかワンタップで実行してくれるのです。
自分もこの「最新の写真をアップロード」をギャラリーからダウンロードして実行してみましたが、タップ後、4~5秒で完了してしまい、人間が行うよりはるかに早く済んでしまうことに感動しました。

実際に「ショートカット」を作ってみよう

では、試しに作ってみましょう。
今回は、冒頭で紹介した

  • 「今から帰ります」と家族にSMSを送信しつつ、現在地から自宅へのルート検索を表示する

をやってみましょう。

ステップ1:「ショートカット」を新規作成し、名前を付けよう

  1. 「ライブラリ」の「ショートカットを作成」をタップします。
  2. 右上の「設定」アイコンをタップします。
  3. 「名前」を設定して「完了」させます。
    ※名前は短いのがおすすめです。ここでは「帰る」にしました。

ステップ2:SMS送信の設定

続いてはSMSでメッセージを送信する設定をします。

  1. 検索ボックスをタップします。
  2. 「メッセージ」と入力し、検索結果から「メッセージを送信」をタップします。
    ※(初回のみ、連絡先へのアクセスを許可する必要があります)
  3. 「メッセージを送信」のアクションが設定されたので、以下をそれぞれ設定します。
    「実行時に表示」をオフにする
    「宛先」に、送信したい相手を設定する
    「メッセージ」に「今から帰ります」と入力する(好きな言葉でOKです)

補足として、
「3」で設定する「実行時に表示」とは、この「ショートカット」を実行した際に、メッセージ送信画面を表示させるかさせないか、の切り替えのことです。
「オン」にすると、その都度SMS送信画面が立ち上がり、「送信」ボタンを押す必要がでてきます。
毎回、固定の相手に固定の文言を送る想定なので、ここでは「オフ」とし、SMS送信画面を表示させないでバックグラウンドで勝手に送信してもらうように設定しています。

ステップ3:ルート検索の設定

最後は、ルート検索の設定をします。
ルート検索では、ほんの少しだけ、プログラミング感を体験できます。

  1. 検索で「以降の住所」と入力し、検索結果から「以降の住所」をタップします。
  2. 追加された「以降の住所」アクションに自宅の住所を設定しましょう。
    ここでは仮に「札幌駅」を設定しました。主要な場所であれば「施設名」だけの入力でも機能します。
    ※自宅の場合は、住所を入力するのが間違いないでしょう

  1. 続いて、検索で「経路」と入力し、検索結果から「経路を表示」をタップします。
  2. 追加された「経路を表示」アクションで、「徒歩」や「車」などの「モード」を選びましょう。

あとは、右上の「完了」を押せばショートカット作成の完了です。
ちなみに、他の地図アプリをインストールしている場合、どの地図アプリを使用して経路を表示するかも選択できます。やってみると、Google マップアプリで選択することも可能でした。

試しに「ショートカット」を実行してみよう

作った「ショートカット」を早速実行してみましょう。
※実行するとSMSも送信されてしまいますのでご注意ください。相手に了解をとれないときは、まずは宛先を自分にする、などしてテストしましょう。

テストしてみた結果を動画で用意しました。
動画の想定では、右が「夫」、左が「妻」のiPhoneです。これから帰る夫が、ショートカット「帰る」を実行します。
※動画はフルスクリーンモードでご覧いただくとよりわかりやすいと思います。

どうでしょうか。マップでルート検索がされたのもつかの間、妻のiPhoneにSMSが届きましたよね!
現在地を出発地としてルート検索するように設定していますので、いつも異なる場所から自宅に帰宅する方になんかは特におすすめです。

ウィジェットからも、ホーム画面からも、Siriからも実行できるのです

動画でも一部ご紹介しましたが、作成した「ショートカット」は「ショートカット」アプリ上から実行する以外にも、

  • ウィジェットから実行する
  • ホーム画面に、アイコンを作成して実行する
  • Siriに好きな言葉で実行させる

こともできます。

個人的には、ウィジェットがおすすめです。以下にそれぞれご説明しますね。
ご自身に合った方法を設定してみてください。

ウィジェットでの設定方法

  1. ホーム画面を右にスワイプし、ウィジェット画面の一番下の「編集」をタップ。
  2. 「ショートカット」の「+」ボタンをタップ。

これで、ウィジェットから「ショートカット」を実行できます。
※ウィジェット上での表示位置を一番上にしています。

ホーム画面にアイコンを作る方法

  1. 作成した「帰る」の「・・・」ボタンをタップ。
  2. 右上の「設定」アイコンをタップ。
  3. 「ホーム画面に追加」をタップ

  1. safariが立ち上がるので「共有」ボタンをタップ
  2. 「ホーム画面に追加」をタップ
  3. 「完了」をタップ。必要であれば、アイコンの名前も自由に変更してから「完了」をタップしてください。

これで、ホーム画面に専用のアイコンを作成できます。

Siriに好きな言葉で実行させる方法

  1. 「ショートカット」の「設定」画面を開き、「Siriに追加」をタップ。
  2. 好きなフレーズを録音して登録する。

これでSiriに話しかけるだけでも実行できます。
Hey Siriを有効にしていれば、iPhoneにノータッチでこの「ショートカット」を実行できることになっちゃいますね。ドライバーさん、これめっちゃ便利じゃないですか?!

いつもやってるその作業、「ショートカット」で「ワンタップ化」できるかも?

ということで、いかがでしたか?
「ショートカット」の初歩的な使い方をザっとご説明してきました。

実際自分はプログラミングの知識がない人間ですが、この程度であればいろいろいじくりたおして何とか形にできます。
そしてもちろん、プログラマーの人たちにとっては、もっと複雑なことができると思います。

この記事をみて、「あれもできるんじゃない?」「これもできるんじゃない?」などが思いついた方は、ぜひともまずは「ショートカット」アプリをダウンロードして、いじくり倒してみてください。
つい夢中になって、1時間くらいあっという間に経ってしまいますよ。

ともに世界をアップグレードできる、そんな日を夢見て。
Upgrade the World!