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簡単に実践できる!配色の基本テクニック(後編)

2017.08.25
F-man

こんにちは。世の中には色々な音楽がありますが、やっぱりハードコア・パンクが好きなF-manです。

前回のブログ「配色の基本テクニックの前編」では「調和の配色テクニック」を紹介しました。後編の今回は「強調の配色テクニック」を紹介したいと思います。

前回までのおさらい

調和の配色テクニック

  1. 色相配色
  2. 同一色相配色
  3. トーン配色
  4. ナチュラルハーモニー

調和の配色テクニックの詳細は前編をご覧ください

強調の配色テクニック

  1. 明度対比
  2. 彩度対比
  3. 色相対比
  4. コンプレックスハーモニー

今回はこの「強調の配色テクニック」を詳しく紹介したいと思います。

1. 明度対比 -強調の配色-

明度対比とは、強調させたい要素を他の要素より明度差を大きくすることで、見る人たちに強い印象を与える手法です。

差をつけて強調させる手法は、明度対比のほかに彩度対比色相対比がありますが、情報の識別のしやすさにおいては、明度対比がもっとも効果的と言われています。

明度対比は画面全体のインパクトを表現することもできますが、どちらかというと画面の中にある特定の要素を強調させるために使われることが多いです。

情報の識別のしやすさを狙うなら明度対比が有効です

2. 彩度対比 -強調の配色-

彩度対比とは、彩度(鮮やかさ)の差を大きくすることで、強調させたいものや、画面全体の存在感を強くアピールする配色手法です。

彩度の高い色は、それだけで強烈な印象を与えることができる強い力があります。そのため、色同士が激しくぶつかり合うこともあり、扱いには注意が必要です。

彩度対比を使うときのコツは無彩色との併用と使用面積です。黒やグレー、白をバックにおいて、適度な面積で高彩度の色を置くと良いバランスが保たれる傾向にあります。

彩度対比は面積比と無彩色の利用を意識する

3. 色相対比(補色配色) -強調の配色-

色相対比(補色配色)とは、色相環において反対側の色を並べることにより、見る人に画面全体の存在感を強く与える配色テクニックです。

彩度の高い色同士の補色は刺激が非常に強く、ハレーション現象が起こり見る人に不快感を与えることがあるので注意が必要です。

※ハレーションとは強い色同士が隣合うことで隣接部あたりがギラギラとした感じになること

色相対比は強烈なエネルギーを発する特別な配色のため、古来より王族や儀式の衣装などハレの舞台で利用されてきています。例として、平安時代の十二単(じゅうにひとえ)が挙げられます。

色相対比は画面全体のインパクトを演出します

4. コンプレックスハーモニー -強調の配色-

コンプレックスハーモニーとは前編で紹介したナチュラルハーモニーとは反対で黄色系の彩度/明度を低くして、青系の彩度/明度を高くします。自然な配色をあえて壊すことで、見る人にどこか妖しげで魅惑的な印象を与えることができます。

自然な色味を意図的に壊すため、「不調和の配色」とも言われます。人為的で都会的な印象を与え、ファッショナブルなものに使われる傾向があります。

コンプレックスハーモニーはどこか怪しげな魅力を与えます

あとがき

前後編の2回に渡って基本的な配色テクニックを紹介させていただきました。実際のデザイン制作では、これらの基礎にとらわれない考え方が必要ではありますが、まずは基本を押さえておくことは重要かと思います。本記事を読んだ方が色彩を扱うことに少しでも積極的になっていただければ幸いです。

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デザイナー。好きなことは人から薦められた漫画を読むこと。

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