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  • 2016.12.28
  • Game技術ブログ

Cocos2d-xで作る音楽ゲーム 番外編:Windowsでの環境構築

cocos2dx_landscape

一段と寒くなってきた北海道ですが、ホットウイスキーと燻製チーズで寒さと戦っているTempleです。

吞みながらだと酔いが回ってコードを書けないかもと思いましたが、いいアイディアが出て楽しいです。もちろん、未成年の方は20歳になってから!

さていつも通り前置きをしたところで、今回のタイトル「番外編」についてです。「なんで番外編なの?」という説明をしないといけません。

これまでコードを書いたり、ビルドしたり、実機確認したりという作業は、すべてXcode...つまりmacOSでやってきました。が、これまで使い続けてきたMacBook Airではそろそろ限界が見えてきましたので、Windows上での作業に変更します。

実際やってみましたが、WindowsでのCocos2d-xの環境構築はけっこう手間取ったので、Windowsでの環境構築についてまとめたものを記事にしました。

Phase-1 : 用意するもの

はじめに、必要なソフトをダウンロードしておきます。今回使用するものはこの3つ。

・Visual Studio Community 2015

・Cocos2d-x 3.13

・Python 2.7

注意しないといけないのは、Pythonが最新版ではなく、旧バージョンの2.7であることです。最新版の3.xでCocosコマンドを叩くと、「pythonのバージョンが2.xでないとできないよ!」って注意されます。

Phase-2 : インストール

ダウンロードが終わったら、ひとつずつインストールしていきます。

Visual Studio Community 2015 をインストール

最初にVisual Studio Community 2015 (以下、長いのでVSC2015とします) のインストールですが、今回一番容量を必要とします。私も記事のためにインストールを実行しましたが、某オンライゲームの容量が邪魔をしており、一度アンインストールしました。

インストールする際に何をインストールするのかチェックを入れるところがありますが、この中でも

・「ユニバーサル Windows プラットフォーム ツール」
・「Windows 10
SDK」

に、必ずチェックが入っているか確認してください。
ここでインストールし忘れても後々入れることはできるのですが、ここで入れておいたほうが二度手間にならず幸せになれます。

VSC2015のインストールにはけっこう時間がかかるので、お茶やお酒を飲みつつまったり待ちましょう。

Python2.7のインストール

次にPython2.7のインストールです。2.7をインストールします。無駄に強調していますが2.7です。

インストールを実行中に「Customize Python 2.7」という画面が出ますが、ここで最重要な作業がひとつ。

選択肢にある「Add python.exe to Path」を選択し、「Will be installed on local hard drive」を選択してください。

ここで選択をし忘れると、VCS2015と違って入れなおす際にPythonをアンインストールしないといけないので、この作業を忘れないでください。

あとはインストールを進め、コマンドプロンプトで「python --version」と叩いてPythonのバージョンが出たらインストール完了です。

Cocos2d-xのインストール

いよいよ最後のステップCocos2d-xのインストールです。

これは第一回に紹介したとおりですが、ダウンロードしたzipファイルを解凍して任意の場所に置き、コマンドプロンプトからsetup.pyを実行するだけです。
Androidの設定に必要な項目がいろいろ出てきますが、今回はすべてエンターキーで飛ばしていきます。

インストールし終わったら、コマンドプロンプトで「cocos」とだけ入力してみてください。コマンドについてのヘルプが出れば成功です。もし出なかった場合はPCを再起動してみてください。

 

Phase-3 : Cocos2d-xのビルドと実行

さて、ここまでやってきたところを見ると、第一回とけっこう似ていると思いますが、MacとWindowsで違うところがあります。
MacではXcodeでビルドと実行を一括して行っていましたが、WindowsではVSC2015でビルドした後、「cocos run」コマンドを使って実行します。

まずはコマンドプロンプトでプロジェクトを作成したいディレクトリまで移動し、おなじみの

 cocos new samplegame -l cpp -d ./

と叩いてプロジェクトを作成します。

そのあと、同じ場所で、

 cocos run -s [作成したプロジェクトの名前] -p win32

と叩くと、初回は時間がかかりますが、第一回でインストール後に起動したものと似た画面が表示されます。

上の画像は、HelloWorldScene.cppを一部改良した後、ビルドして実行したものになります。何も改良しない場合は、上の文字が「HelloWorld」のみになっていますね。

さいごに(その1)

今回はいつもの連載からちょっと脱線して、WindowsでCocos2d-xの開発環境を作る手順をざっくりまとめました。
まだWindows版にして間もないですが、調べた感じだとVSC2015でなくてもビルドと実行をする方法はあるようなので、自分好みの環境を作って、快適なCocos2d-x環境を作るのも楽しそうですね。

今回こうしてWindowsでの開発環境の構築をまとめたので、今後の連載に使うプログラムはWindowsでやっていこうかなと思います。アンインストールしたソフトは・・・しばらくお休みで。(--;

次回は環境をWindowsに移して、第4回後編については正月に余るであろう日本酒とおせちをお供にお届けします。

さいごに(その2)

自分で言うのもなんですが、「さいごに」が2つあるのも珍しいですね。

今年のINDETAILの技術ブログはこの記事がラストとなりました。
来年からは、私のCocos2d-xの記事も進めていきますが、他の執筆者の記事も常にランクアップし、最新のものから深く掘り下げたものまで幅広く取り扱っていきます。

来年のINDETAIL技術ブログもご期待ください。それではよいお年を。

ともに世界をアップグレードできる、そんな日を夢見て。
Upgrade the World!